ものづくりIoTブログ

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IoT戦略 生産管理 

製造オペレーションに潜む隠れたコストをあぶり出せ!

2016/08/08 ・記事をシェアする

B-EN-Gの「今日は今日のIoTの風が吹くチーム」の志村でございます。

ここ半年ぐらい、何十社というお客様と「ものづくりIoT」について熱く語り合っています。 私たちとしては、様々なものづくり現場のファクトを知る絶好の機会となっていますが、そんなお話の中から日本のものづくりが抱えている課題の1つ「隠れた品質コスト」について書かせて頂きたいと思います。

まず、勤勉さ故の困ったこと。。。

日本人は、手が空いていても、何かしら仕事を探しては行うので、いつも忙しそうにしている。

「暇は悪」という勤勉さが、日本人のDNAなのでしょう。

ただし、ものづくり現場では、計画コントローラーが頭を抱えているのは、生産計画に対して人手が足りているのか、足りていないのか、実際のところ分からないと仰るお客様が多いことにビックリしました。

「製造コストの中で一番高いのは、"ヒト"、特に日本はね。」 とある超有名な企業の方から伺いました。

「別にヒトを削減したい訳ではなく、効率的に配置したいだけなんだよね~」とも。

もう一つが、品質へののこだわり。。。

ジャパンブランド = 高品質

これは長年築き上げた「NIPPONものづくり」の誇りです。このブランド力があるから高く売れるのです。

製造工程で不良品が少ないという訳ではなく、不良が発生しても、世に出さないために検査が徹底しているのが現場のファクトです。この高い品質を維持するため、かなりのコストを掛けています。

ジャパンブランド = 高品質 = 高コスト

な訳です。

注意しなければならないのが、ものづくりにおける「品質が良い」とは、コストを無視して不良品をゼロにすることではありません。

近年は、品質コストを、Prevention(予防)Appraisal(評価)Failure(失敗)という3つのカテゴリーに分類して管理することが一般的となっていますが、これらコスト曲線のイメージは以下の様になります。

品質コストが最小になる所が、ものづくり視点での「品質が良い」ということになります。

IoTを活用したNIPPON流ものづくり

NIPPONのものづくりが目指す道は、日本の高コスト構造を受け入れ、ブランドが低下しない程度の品質コストに抑えること、そしてこれをICT/IoTを活用して実現することが重要と考えています。

例えば、

  • 3Dモデリングにより検査項目を減らす金型設計
  • VRを活用した工程設計、IoTを活用した検査の自動化

など、ICT/IoTを活用する動きが活発になって来ています。

近年、欧米の製造業では、品質コストに加え「機会損失コスト」も隠れたコストとして注視しています。具体的には、不良品の発生により、顧客の離反や信用の失墜等による売上減、コスト増、利益喪失などを指しています。

コストが増えるという視点で例を挙げると、

  • 本来であれば、製造上で活用できた設備・機器等が使用されない時間
  • 本来であれば、仕事すべき加工機が故障等で停止している時間
  • 本来であれば、必要のない仕込みや段取り時間
  • 本来であれば、出荷されるはずだった製品の在庫スペース

このような機会損失コストを把握することでKPI化することは、経営効率を上げるための重要なファクターです。

これらを測らずして、管理することはできず、ましては改善に繋げることなどはできないのです。

機器や設備の実稼働をIoTを活用して「簡単に」把握することができるようになりました。

詳しくは、

http://www.mcframe.com/product/signalchain/

を御覧ください。

次回の志村のブログでは、「べき動率に騙されるな」をテーマにして書かせて頂きます。

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